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創業者について
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創業者 孫 家璁(ソン カソウ)
台湾クラシック音楽メディアの発展を牽引し、音楽教育の普及と日台交流の深化に尽力している。
会社概要
Rm. 1401, No. 205, Sec. 1, Dunhua S. Rd., Da’an Dist., Taipei City 106446, Taiwan

台湾を代表するクラシック音楽専門メディア。何気ない日常の中にクラシック音楽を届け、クラシック音楽を通じて日本と台湾を結ぶ架け橋となることを目指している。

台湾クラシック音楽メディアの発展を牽引し、音楽教育の普及と日台交流の深化に尽力している。
1990年代後半、台湾ではクラシック音楽メディアが盛んであり、5誌を超えるクラシック音楽専門誌が同時に刊行される時期もあった。それは、多くの音楽愛好家が知識を求め、世界へ目を向けた時代であった。創業者の孫家璁氏もまた、その思いを胸にニューヨークへ渡り、ヴァイオリン演奏とレコーディング・エンジニアリングの二つの修士号を取得し、2005年に帰国した。しかしその際、台湾からクラシック音楽専門誌は一冊も姿を消していた。
一人でも多くの音楽愛好家にクラシック音楽の最新情報を届けたいとの思いから、孫氏は2006年に『MUZIK』を創刊し、2010年にデジタルメディア「MUZIK ONLINE」を立ち上げた。2020年には時代の流れに合わせて両者をウェブサイト「MUZIK AIR」に統合し、今も台湾のみならず、中国語圏を代表するクラシック音楽ポータルサイトとして広く親しまれつづけている。
長年クラシック音楽に携わってきた孫氏は、音楽教育の重要性を深く認識しており、子ども向けクラシック音楽教育の不足に課題意識を抱いていた。そのため、2023年にブランド「MUZIKids」を新たに設立した。翌2024年からは、台湾初の子ども向けクラシック音楽フェスティバル「MUZIKids子どもクラシック音楽祭」を毎年開催し、延べ1万人を超える来場者を迎えている。
2026年、「MUZIK Japan」が本格的に活動を開始した。日本と台湾のクラシック音楽交流を深めながら、さらなる可能性を切り開いていく。
クラシック音楽専門誌『MUZIK』は2006年の創刊以来、中国語圏を代表するクラシック音楽専門メディアとして活動を続けてきた。「30人の音楽家」「知っておきたい名盤80選」などの専門特集から、『のだめカンタービレ』『村上春樹とクラシック音楽』といった身近なテーマまで、多彩な企画を通じて幅広い音楽愛好家をクラシック音楽の世界へといざなってきた。2009年よりFacebook、YouTube、Instagram、Threadsなどで公式SNSを展開し、総フォロワー数は25万人近くに上る。2010年にはデジタルメディア「MUZIK ONLINE」を開設した。2020年、紙媒体『MUZIK』の休刊にともない、「MUZIK ONLINE」はポータルサイト「MUZIK AIR」へと姿を変え、中国語圏の音楽愛好家にクラシック音楽の最新情報を届けつづけている。月間閲覧数は50万を超える。
一方、日本と台湾の友好な関係のもと、日本のクラシック音楽シーンについても発信してきた。特に、世界的指揮者・小澤征爾にまつわる「小澤征爾音楽塾」「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」「水戸室内管弦楽団」を継続的に取材しており、小澤征爾氏・小澤征良氏をはじめとする関係者へのインタビューも行っている。また、「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO」、瀬戸内国際芸術祭、新国立劇場のオペラ公演、ミュージカル『デスノート』など、日本各地の音楽・舞台芸術も幅広く紹介している。さらに、小澤征爾音楽塾への観覧ツアーやセイジ・オザワ 松本フェスティバルスクリーンコンサートin Taiwanなど、日台を結ぶ音楽交流企画にも積極的に取り組んでいる。
2026年、日本において「MUZIK JAPAN」が本格的に始動した。良質なクラシック音楽交流を通じて、日台のつながりをより一層深めていく。
近年、子どもの感性教育への関心が高まる一方、演劇やダンスなどに比べて、親子で楽しめるクラシック音楽の機会は限られていた。このような状況に着目し、2024年に親子向けのブランド「MUZIKids」を設立し、台湾初となる子ども向けクラシック音楽フェスティバル「MUZIKids子どもクラシック音楽祭」を同年7月に開催した。
同音楽祭は、①公演時間を1時間以内に設定した集中しやすい構成、②子どもの声や動きを受け入れる自由な鑑賞環境、③ナビゲーターによる物語形式の解説といった3つの特徴を備え、初年度から大きな反響を呼び、延べ約1万人の来場を記録した。
翌年には0〜3歳の乳幼児も参加できる「ベビーコンサート」を新設し、チケットは発売から1週間で完売した。音楽祭の来場者数も延べ2万人を超え、さらなる広がりを見せている。現在、台湾では業界屈指の大規模親子向けクラシック音楽イベントに成長している。
さらに、「MUZIK LAB」、「ベビーコンサート〜クリスマス編〜」など定期的なプログラムも展開している。台北医学大学附属病院小児科、文化部主催の「Golden Picture Book Awards(金絵賞)」、苗北芸術センターなど、多様な機関とも連携し、クラシック音楽の可能性を切り開いていく。
「MUZIK」は20年にわたり台湾市場に根ざし、自社メディアおよびSNSを通じて、音楽愛好家のニーズに合った専門的なコンテンツを分かりやすく届けている。
これまでは、国家両庁院(National Theater & Concert Hall)、台中国立歌劇院、衛武営国家芸術文化センター、朱宗慶打楽器アンサンブル(Ju Percussion Group)、国家交響楽団、台北市立交響楽団、国立台湾交響楽団、台北愛楽合唱団(Taipei Philharmonic Chorus)、牛耳芸術(The Management of New Arts)、新象・環境・芸之美文創(New Aspect Creatives)、鴻宇国際芸術(Professional Artists International)など、多くの機関・団体・音楽事務所と協働してきた。
親子向けのイベントに特化したブランド「MUZIKids」では、2024年の設立以来、「MUZIKids子どもクラシック音楽祭」で培ってきたノウハウをもとに、会場規模(1200人規模の大規模会場から、300人規模の中規模会場、100人規模の小規模会場まで)や、主催者のニーズ、ターゲット層に応じて、最適なプログラムを企画・提案している。
これまでは、2026年に台北医学大学附属病院小児科のご依頼により、早期療育の必要な子どもたちを対象としたリトミック体験イベントを制作・実施し、高い評価を得た。また、同年に文化部の招聘により、「Golden Picture Book Awards(金絵賞)」の会場にて絵本コンサートを制作・上演し、チケット販売を行わない自由参加形式でありながら、100組を超える親子が参加した。その成果が評価され、2027年にも再び招聘されることが決定している。
これまで日本と台湾のクラシック音楽交流は、公演における招聘・派遣と、教育機関における指導・相互訪問を中心としていた。こうした交流の可能性をさらに広げるべく、「MUZIK」は近年、台湾にて多様な形で交流イベントを開催し、日本のクラシック音楽シーンについて継続的に発信している。
例えば、2022年より、「セイジ・オザワ 松本フェスティバルin Taiwan」を3年連続で開催し、台北と高雄にてサイトウ・キネン・オーケストラのスクリーンコンサート(コンサート映像の上映会)を行った。これは「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」にとって初めての海外公式スクリーンコンサートとなった。
また、「小澤征爾音楽塾」と連携して「台湾特別割引券」を企画し、2023年より3年連続で実施している。同企画を通じて、台湾から延べ200人を超える音楽愛好家が京都や東京を訪れ、小澤征爾音楽塾のオペラ公演を鑑賞した。その結果、同公演の海外来場者数は過去最高を何度も更新している。
2021年、新型コロナウイルス感染症の影響により、長野県松本市にて毎年開催される「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」は無観客でのオンライン配信を余儀なくされた。この状況下で、「MUZIK」は同フェスティバルと協働し、台湾の音楽愛好家に向けて広報活動を行った。
同フェスティバルはその反響を受け、2022年よりスクリーンコンサート(コンサート映像の上映会)を台湾で開催する企画「セイジ・オザワ 松本フェスティバルin Taiwan」を許諾した。台北では三創生活園区のCLAPPER THEATER(2022年)と微風シネマ(2023・2024年)にて、高雄では衛武営国家芸術文化センターの樹洞ヘッドフォンシネマにて開催し、延べ1,000人を超える音楽愛好家が参加した。最期まで音楽に尽くしつづけたマエストロの姿に多くの音楽愛好家が心を揺さぶられ、サイトウ・キネン・オーケストラの芸術的価値への理解を深める貴重な機会となった。
2023年、新型コロナウイルス感染症を経た舞台芸術界は厳しい集客環境に直面していた。その中で、「MUZIK」は毎年3月に京都にて開催される「小澤征爾音楽塾」と協働し、台湾の音楽愛好家をターゲットにオペラ公演の「台湾特別割引券」を企画した。
現地取材やレポート記事も多角的に展開することで、同音楽塾の認知度は台湾でも高まり、台湾からの来場者数は年々増加した。2025年の《椿姫》公演では、台湾市場だけで150万円相当のチケット販売実績を記録した。適切な広報活動・マーケティングによって日本公演を台湾市場へ展開する可能性を示す成果となった。
2022年10月、「MUZIK」はプロジェクト「ONE EARTH MISSION」の多言語ウェブサイトの制作を受託した。世界同時配信を実現するために、同年12月1日の公開に向けて同サイトを短期間で完成させる必要があった。
これまで培ってきたクラシック音楽の専門知識をもとに、「MUZIK」は厳密なスケジュール管理を行い、約1か月という限られた制作期間の中で4言語対応のウェブサイトを完成させ、予定どおり公開した。この配信は、小澤征爾氏にとって生前最後の出演プロジェクトの一つとなり、音楽を通じて世界をつなぐというマエストロの理念を、世界中の音楽愛好家へ届ける貴重な機会ともなった。